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「親の財産を見つけて、実家をたたむ方法」
今回は、2018年に出版したサイト運営者の本をご紹介します。この本は、実家のたたみ方や空き家問題を解決するための具体的なコンテンツと手順を、580件以上の現場経験をもとに詳しくまとめたものです。
本書では、以下の2つの重要なテーマについて詳しくご案内しています。
1.遺品整理を先延ばしにすることで、親の財産が把握できなくなるリスク
2.実家のたたみ方と空き家問題の密接な関係
たとえば、遺品整理を後回しにすると、親の財産が引き継げなくなるケースが実際にあります。特に郵政民営化前の郵便貯金では、20年以上取引がない場合に権利が消滅する可能性があるため、注意が必要です。
さらに、実家じまいのタイミングが遅れると「空き家問題」が発生するリスクも高まります。本書では、これらの問題を解決するための具体的なコンテンツと手順をわかりやすく各ページで解説しています。
それでは本書に寄せられた「実際に本を読まれた方の声をご紹介します。」
内容はとても具体的で、「遺品整理の第一人者が教える」という点に説得力を感じました。
私も廃棄物に携わる仕事をしていますが、家財の片付けと遺品整理では異なる事情や問題があることが分かりました。作業時のポイントも丁寧に書かれており、専門家の視点が感じられる内容です。
また、空き家問題が他人事ではなく、将来向き合うべき課題だと感じ、購入しました。親が元気なうちに一度読んでおくと良い本だと思います。(アマゾンレビューより)
「さらに詳しい感想を知りたい方は」 ⇒ アマゾンレビューはこちらです
今回この本をご紹介した理由は、空き家になっている家の多くに遺品が残されており、これが空き家問題と直結していることが多いからです。
親の実家の遺品整理や片付けが先延ばしになればなるほど、実家で整理するタイミングとモチベーションが落ちてしまいます。また、親の遺品であれば「しばらくの間そのままにしておきたい」という気持ちにもなりがちです。そのため、実家をたたむ際には以下のポイントを抑えておいてください。
それでは実家をたたむ際の考え方と流れについて詳細に解説します。
まずは家族全員で話し合い、実家をどのように片付けていくかの方向性や優先順位を確認しましょう。遺品の扱いについては意見が分かれる場合もありますので、事前に家族間で合意をとっておくことが大切です。
遺品整理の専門業者に相談すると、効率よく作業を進められます。信頼できる業者を選ぶ際には、口コミや資格を確認し、事前に見積もりを取ることをお勧めします。また、プロのサービス内容や料金体系を詳細に確認しておくことで、後々のトラブルを防ぐことができます。
思い出の品、貴重品、リサイクル可能なもの、不用品の4つに分けると整理がスムーズです。特に貴重品や書類は丁寧に確認しましょう。
銀行通帳や保険証書、契約書類などをしっかり保管してください。また、片付け途中に書類を誤って処分しないよう「時間をかけて」進めることが大切です。
実家じまいを進める際、税金や相続に関連する手続きにも注意が必要です。先延ばしにしてしまうと、予期せぬ費用負担が発生する可能性があります。
固定資産税
空き家のまま放置されている場合、固定資産税の軽減措置が適用されなくなるリスクがあります。
具体的には、住宅用地の特例措置により、通常の税率より大幅に低い税率が適用されますが、空き家が適切に管理されず老朽化や不適切な状態に陥ると、この特例が適用外となります。
特に、自治体が「特定空家等」に指定した場合、通常の6倍の税率が課せられるケースもあります。また、空き家管理や譲渡を検討する場合、必要な手続きや登録が求められることもあります。
相続税の申告期限
相続税の申告期限は、被相続人が亡くなってから10か月以内に設定されています。この期限を過ぎると、延滞税や加算税などのペナルティが課せられる場合がありますのでご注意ください。
譲渡所得税
実家を売却する場合、売却益に対して譲渡所得税が課せられることがあります。ただし、特定の条件を満たせば、軽減措置が適用される場合もあります。
また、土地や不動産売却に際しては、法定の登録手続きや必要書類の確認が重要です。これらの手続きをスムーズに進めるためには、専門家や税理士に相談することをお勧めします。
実家をたたむ作業を進める中で、多くの方が悩むのが「遺品や家財の処分」です。次に、その具体的な方法についてお伝えします。
実家をたたむ際に出る遺品や家財の処分方法は、大きく以下の3つに分けられます。
リサイクルや寄付の活用
: 再利用可能な家財や衣類は、寄付団体に提供したり、リサイクルとして活用する方法があります。
自治体のゴミ回収サービス
: 処分する量が限れれている際には効率的な費用で処分できます。ただし、大型家具の搬出などは自分で行う必要があり、冷蔵庫・テレビ・洗濯機・エアコン・パソコンなどの家電は自治体では回収困難な品物です。
専門業者への依頼
: 大量の処分品が出る場合は、片付け業者を利用するとスムーズに進められます。
実家をたたむ際には感情的な負担が大きくなることもあるため、プロの第三者に相談することで冷静に判断できることがあります。
そのため、片付け業者に依頼する場合、費用がどの程度かかるのか事前に把握しておくことが重要です。ここからは、業者に依頼した際の費用の目安について解説します。
実家じまいにかかる費用は、以下の要素によって変動します。
項目 | 内容 |
---|---|
空き家の片付け業者への依頼料 | 一般的に、1Kの部屋で5万円~10万円程度、3LDK以上の場合は20万円~50万円以上が目安です。この費用には、下記の不用品処分代金が含まれます。 |
不用品処分費 | ゴミの量で処分費用が決まりますが、リサイクル法対象の家電(冷蔵庫など)は追加料金がかかる場合があります。 |
清掃費用 | 特に長期間放置された空き家では、ハウスクリーニングや害虫駆除が必要になることもあります。 |
※ お住いの状況(戸建て、集合住宅)と全体の量によって料金に違いがでます。 |
実家じまいを後回しにすると、持ち家の場合、周囲から「空き家」と見なされるリスクが高まります。その結果、以下のような問題が発生する可能性があります。
リスク | 具体的な問題 | リスクの重大性 (%) |
---|---|---|
ご近所からの苦情やトラブル | 長期間放置されることで、周囲からの苦情やトラブルが発生する可能性がある。 | 70% |
空き巣や不法侵入など犯罪被害のリスク | 無人の状態が続くことで、不法侵入や空き巣被害の危険性が増す。 | 50% |
不動産価値の低下や景観の悪化 | 見た目の劣化や放置による価値低下が地域全体に影響を与える。 | 80% |
これらのリスクを未然に防ぐためには、実家じまいを計画的に進め、早期に対応することが欠かせません。ただ、生まれ育った家を手放す際には、心理的な負担や寂しさを感じることもあります。
「実家じまい 寂しい」という関連ワードが検索される背景には、多くの方が実家を片付ける過程で、家族との思い出や懐かしさに触れ、心理的な負担を感じるからです。
たとえば、アルバムや思い出の品々を手に取るたび、家族との時間が鮮明によみがえり、決断に迷いが生じることもあります。しかし、感情的な側面に加え、空き家が引き起こす現実的なリスクも無視することはできません。
空き家状態が続くことで、不動産価値の低下や景観の悪化に加え、ご近所からの苦情やトラブル、さらには火災や犯罪被害のリスクも高まります。
もし住む予定がない実家であれば、早めに空き家状態を解消し、実家じまいを進めることが、これらのリスクを防ぐ重要な一歩です。
また、実家を片付ける過程で、「親が加入していた生命保険」や重要な書類が見つかるケースも少なくありません。
ただし、親が生命保険に入っていたことを把握していないケースが多いのでご注意ください。
生命保険については、亡くなってから請求期限が設けられている場合が多く、通常は3年以内に請求を行う必要があります。
こうした書類を見落とさないよう、慎重に確認することが大切です。
さらに、郵政民営化前の郵便貯金が見つかることもあります。特に、平成19年9月30日以前の郵便局での貯金は、20年以上お金の出し入れがない場合に権利が消滅してしまう可能性があります。
そのため、古い通帳や貯金証書を見つけた際には、なるべく早めに確認し、手続きを進めることをおすすめします。
いずれにしても、実家じまいを早めに進めることで、重要な財産や書類を見落とすリスクを減らすと同時に、ご家族の心理的な負担を軽減することができます。
今回は、現場で実際に起きている事例をもとに、一部を抜粋して皆様にご紹介させていただきました。実家をたたむという決断には、多くの時間や心の準備が必要です。
一方で、実家じまいを計画的に進めることで、ご家族の心理的な負担を軽減し、空き家がもたらすリスクを防ぐことができます。
今日の内容が、実家じまいを始めるきっかけとなり、さらに具体的な知識を深めることで、次の一歩を踏み出すヒントになれば幸いです。
もし、実家の片付けや空き家整理についてお悩みがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
経験豊富なスタッフが、ご家族のご事情に寄り添いながら、丁寧に対応させていただきます。さいたま市周辺の空き家・実家の片付け整理業者
048-471-0840
年中無休 電話受付:平日8:00-20:00 土日祝日9:00-18:00 時間外 無料見積もりメール 24時間 対応 買取 古物商許可資格取得
関連サイト
さいたま市の遺品整理・家財の生前整理片付け専門業者
アマゾン内サイト運営者著書ご紹介
東洋経済オンライン 松本明子が語る「実家じまい」の壮絶な苦労
国土交通省 住宅:空き家対策 特設サイト
こんにちは、遺品整理実績2150件以上、遺品整理に関する書籍6冊、
東日本で一番初めに、遺品整理の店舗を開始した業界のトップランナー、「遺品整理の埼玉中央」 相続診断士/終活カウンセラーの内藤久です。今日は夏に発売された自身の本からご紹介します。
彩図社 内藤 久著
そこに書いたことは、今まで多くの「空き家の遺品整理」を行ってきましたが、空き家になってしまう理由は主には3つありました。
① 生前に親が実家をどうして欲しいか意向を聞けなかった。
② 思い出がある「実家」を売却したくない
③ 住む予定がなくても、他の人に貸したくない
誰も住む予定がない実家をどうしていいか判断がつかないと空き家に結びつくケースが多いということです。そのため、空き家と終活には密接な関連性があります。
ただ、ここで問題が発生します。
1.誰も住んんでいない実家にも固定資産税が発生する
2.戸建ての家の場合には、近所から空き家の状態を指摘される
本の第二章では~よくある遺品整理トラブルとそれを防ぐ方法~
お金編
不動産編
デジタル編
収集物編
その他編
不動産編で事例を紹介しました。
終活には「お金のこと・ご自身の持ち物(いずれ遺品になるもの)に加え、実家の不動産があります。
今まで2150件以上の遺品整理の現場で分かったことは、親が子供に実家の方向性を残しておくと、子供自身が判断しやすくなるので、持ち家が空き家に結びつくケースが軽減されます。
残された家族を困惑・呆然とさせるか、幸せな思い出に浸れるようにするかは、全て終活をする方の引継ぎ次第です!
サイト運営者 遺品整理の埼玉中央 https://ihinshori.com/
昨年の暮れセブンイレブンで発売しました書籍が好評をいただきました書籍に
今回、付録などをおつけし、加筆した本を2017年1月25日より、全国の書店で発売することになりました。
見開き2ページでポイントがわかるよう、イラストや漫画も豊富に取り入れてあります。
著書冒頭より :実家の片づけは99パーセントのモノを捨てる行為です。
しかし、親が存命中にモノを捨てる必要はありません。
それよりも大切なのは親子のコミュニケーション。何を捨てればよいのか、
何をとっておくべきなのか、コミュニケーションを通じて共有します。
そうしないと・・・中略 、近年問題になっている
「空き家」にしてしまう可能性があります。
実家を空き家にしないために、できることをしておきましょう。
.生前に実家を片づけるのは難しい。
.実家の片づけメリット、デメリットとは?
.親の反発を受け実家の片づけができなくなる、典型的なケース。
.生前整理は、親から子への引継に徹する。
.どうして、子どもは実家を放置してしまうのか。
.実家の片づけと空き家の密接な関連性。
.実家の片づけができず、増える「空き家問題」
.空き家がはらむ危険性を知ろう。
書店では実家の片づけ 本が多く並んでいますが
今まで私たちが、1700軒以上の実家の片づけ、空き家の片づけを経験したことが、
少しでも皆様のお役にたつことを願って執筆いたしました。
アマゾンで好評発売中です。
https://www.amazon.co.jp/dp/4799320351
来月、12月中旬に、「親ともめずにできるこれがリアルな実家の片づけ」の図版版(ディスカヴァー・トゥエンティワン)を出版します。
.親の存命中、実家のモノはそのままでもいい。
.空き家がはらむ危険性を知ろう
.空き家の家に対するご近所の視点など
写真と図版を取り入れた内容です。
発売時期と詳細を後ほどお知らせしますので、帰省を予定されている方、実家を空き家にしたくない方、空き家の家を抱えている方、
ぜひご参考ください。
10月22日、ディスカヴァー21より刊行いたしました
「親ともめずにできるこれがリアルな実家の片づけ」が、お蔭さまで増刷されることになりました。
実家の片づけができず、増え続ける「空き家問題」についても詳しく解説をしています。
今後、益々増え続けることが予想される問題です。
ぜひ著書をご覧ください。アマゾンで取寄せできます⇒ 「親ともめずにできるこれがリアルな実家の片づけです。」
先月、ご案内しました、代表 内藤の近書のお知らせです。この度、出版社 ディスカヴァー21より、 「親ともめずにできるこれがリアルな実家の片づけ」が、全国で発売されます。
「空き家問題」と「実家の片づけ」は密接に関連するため、過去に1650件の作業を行った実体験からのポイントを解説していますので、ぜひご参考ください。
アマゾンで取寄せできます ⇒ 親ともめずにできるこれがリアルな実家の片づけ
片づけられない実家が「空き家問題」を生んでいるケースが多くあります。
この度、出版社 ディスカヴァー21より、 「親ともめずにできるこれがリアルな実家の片づけ」、10月22日に全国で発売されることになりました。
当代表の内藤は、2005年よりさいたま市内で遺品整理会社を運営し、過去1650件の現場を体験しましたが、約3割以上の方たちは、数年以上経過している空き家でした。
相続などの問題は抱えていなくても、実家にある親の遺品を捨てることに抵抗があると、
遺族の方からよく聞きます。
しかし、近隣の方から見ると無責任に放置しているよう、思われることがあります。
2015年5月26日に「空家等対策の推進に関する特別措置法」が全国施工されました。この法律は、家屋が適正に管理を行われていない結果、地域住民の生活環境に影響を及ぼすと考えられる場合、行政指導、必要に応じて行政代執行の対象になる、というものです。
今では、空き家は社会問題です。
「空き家問題」と「実家の片づけ」は密接に関連するため、
1650件の実体験により、わかったポイントを解説していますので、ぜひご参考ください。
アマゾンで取寄せできます ⇒ 親ともめずにできるこれがリアルな実家の片づけ
2015年 3月10日 経済界
2014年3月25日 SBクリエイティブ社