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エンディングノート




書店に並んでいるエンディングノート。(※ ノートには法的な効力はありません。)
著者が違っても書かれている目次と内容は、ほぼ共通しています。
(ここでは詳しい項目よりも、事前に知っておいて欲しい知識を説明します。)

エンディングノートは、買ってから何も書いていないケースもあります。
実際に部屋にあったエンディングノートが綺麗にしまってあった例などに遭遇すると「何から書いていいか分からない」そこに理由があります。

別の言い方をすれば、エンディングノートは「書くこと」に戸惑いを覚える方が多いと言われています。

1.エンディングノートは引き継ぎに徹する!

今後起こりうる不測の事態や、死後のことなどに考えを巡らせようとすると、実際には難しいものです。
ノートを書く目的は「子供たちのために、自分の人生をどう締めくくりするか、準備していくか」です。
そのため、まずはできることから書いていく、自分にとって何が一番必要かを書いてください。

1.感謝の気持ち

直接、言葉で伝えることに戸惑いがあっても、ノートなら気軽な気持ちで伝えられる。

2.備忘録として使う

住所録や連絡先などをノートにまとめておくと、普段の生活でも便利です。
その際にエンディングノートは役立ちます。

2.必要な部分だけを書き込んでいく

市販されているノートの項目は共通項目が多く、主に次のことが書かれています。

「財産のこと」
「負債」
「年金」
「パソコンのデータ」
「遺言書」
「病気の履歴」
「介護」
「終末医療」
「葬儀」
「お墓」
「終の住処」
「遺影」
「ペットのこと」
「後見人」
「相続」   ・・・など。

ここで大切なのは、あなたにとって必要がなければ考えなくていいこともあるはずだと思うことです。
そのため、一度立ち止まって空いている項目に、気軽な気持ちで目を通して下さい。
そこでじっくりと周りの人たちのことを考えてみてください。

エンディングノート

3.重要!エンディングノートを書く本来の目的とは

エンディングノートを書く目的は、子供世代が困らないように、引き継ぐ事実を残しておくことです。
逆に「事実」が分からなければ、いざというときに子供たちが戸惑うことになります。
自分の思いを中心に書く方もいますが、最終的にノートが進まなくなりがちですし、なにしろ「引き継がなければならない事実」がおろそかになる傾向もあります。
住んでいる状況、ご事情によっても異なりますが、もしものときに備え、主に伝えておくべき事実を参考にしてください。

子供が遺品整理で困らないように残しておきたいこと
1預貯金口座のリスト化 遺言書の有無
2保険、株式のリスト化
3「へそくり」の隠し場所メモ
4骨董品・美術品の価値確認
5貴金属類の保管場所の申し送り
6お気に入りの写真(遺影)選び
7親戚、知人のキーパーソンの連絡先メモ
(他に、葬儀に呼んでほしい親戚、知人など)

  

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