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過去に1700軒以上の遺品整理を行ってきましたが、現場ではデパートの手提げ袋、紐、包装紙、スーバーのレジ袋など100以上も出てくることがあります。なかには使い終わった歯ブラシなども見たこともあります。
そこには親が育った時代の躾と共に、モノ不足で育った時代背景があります。
そして、著書のなかでも書いていますが、
もったいない、まだ使える、いずれ使うことがある。
まずは「もったいない」現場では20年以上前の洋服が少しくたびれた状態で
押し入れなどに収められていることが多くあります。
ただ、もったいないは、「まだ使える」につながり、「いずれ使うことも」に結びつきます。
こちらも、大量消費時代に育った子供と親では全くとられ方が別です。
それはわかっている!と始めた途端に「実家の片づけ、親の家の片づけも」膨大な量を
眼の前にすると、大変さがともない、ついつい忘れがちになります。
私たちのような、1700軒以上の遺品整理の現場を経験した業者でも、
膨大な遺品の量を目のあたりにすると、回収作業工程に悩むことがありますので
一瞬どうしようか?と思われるのは当然だと思います。
ただここでも、頭の中にとどめておきたいのは「親は今の状態に不自由をしていない」です。
以前、遺品整理のご依頼をいただいた長女の方より、
実家の家に入るのは、8年ぶりだと言われたことがありました。
理由を伺うと、片づけをしている最中、親子で感情的になってしまい
「私の目の黒いうちはあなたを家には入れない!」とお聞きしたことがありますので、ご注意ください。
カテゴリー: 運営者コラム
Tags: 実家の片づけができない