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親ともめずに実家を片付けるには幾つかのポイントがあります。
この記事は、片付け業者で「親ともめずにできる、これがリアルな実家の片づけです」の
著者でサイト運営者の内藤が、現場から分かったことをお伝えします。
親が生まれた時代には「モノを大切にしなさい」と教育されることが一般的でした。
そのため、古い電話機などの家電製品も簡単に捨てることに抵抗を感じることが多いです。
親世代の背景には、単なる物質的な価値だけでなく、個々の物品に込められた思い出や経験が含まれています。
古い家具や食器などの家財道具には、家族と共に過ごした日々の記憶があり、親にとって大切な存在になっていることがあります。
親にとって、物はただの持ち物ではなく、自分の人生を振り返るきっかけとなる存在です。
そのため「どうしてこれを残しているのか?」と質問するなど、対話を通じて思い出を共有しましょう。
過去のエピソードを振り返りながら片付けを行うことで、単なる整理作業ではなく、思い出を振り返る有意義な時間へと変わります。
– 「この食器はいつも家族でお祝いをした時に使っていたんだね」
– 「このカップは子供の頃の私に初めてプレゼントしてくれたね」
親の思い出や感情に寄り添いながら片付けを進めることで、共感が得られることが多く、実家の片付けをスムーズに進めることが可能になります。
実家の片付けを始める際には、まず親との信頼関係を再確認し、対話を大切にすることが大切です。
親の視点や過去の経験を聞き出して共感を示し、「必要なものとそうでないもの」を一緒に見極めていくことで、片付けがスムーズに進むことが期待できます。
私たちが現場でときどき目にするのは、今ではレトロな商品と呼ばれる昭和時代の家電製品が押し入れの中などに、きちんとしまってあることがあります。
こうした家電には「持ち主の親しかわからない」思い出や大切に使った愛着が残っているので、手放すことに対してためらいや迷いが生じることも少なくありません。
そのため、親が長年培ってきた「モノを大切にしなさい」という気持ちに寄り添い片付けを進めることで、親自身も納得しやすくなり、スムーズに片付けが進みます。
親が捨てたくない物を、ただ処分するのではなく、寄付やリサイクルとして活用する方法を提案することも一つの手です。親が「まだ使える」と感じているものが誰かの役に立つと理解できれば、手放すことへの抵抗が少なくなるでしょう。
急に全てを片付けるのではなく、段階的に取り組むことで親が持つ抵抗感を軽減します。
まずは小さなものから整理を始め、その後徐々に大きなものや思い出の品に移行するなど、計画的なステップを踏むことが重要です。これにより、親も心理的に安心感を持って片付けに参加できるようになります。
親ともめずに実家を片付けるためには、親の価値観や気持ちを知ったうえで進めることが重要です。会話を通じて、思い出を共有しながら進めることで、共感が生まれ、スムーズな片付けが可能になります。
また、親世代と子世代の価値観の違いを理解し、「物を捨てる」のではなく「思い出を大切にしながら必要なものを残していく」という前提で進めると、親も前向きに取り組みやすくなります。
段階的に無理なく進め、共感を大切にすることで、片付けが親子にとって思い出を振り返る時間になります。
親ともめずにできるこれがリアルな実家の片づけです
(ご参考までにサイト運営者の著書です。)
本文は運営者の内藤が現場経験をもとにまとめました。
当店は、これまでに2150件以上の片付けのお手伝いをさせていただきました。
実家の片付けでお困りごとがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。
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