ホーム » 新着 » ページ 2

新着



  • 実家の片づけと空き家の密接な関連性
  • 大手テレビ局では、報道特番として、実家を片づけようとしても、「親の反発にあい、始められない」アンケート調査を始めているようです。
    一見、何の関連性もないように思える、「実家の片づけ」と「空き家」ですが実は密接な因果関係があります。

    よくあるケースでは、親の実家にモノが多く親が生きているうちに不要だと思っていたものが、遺品に変わった瞬間に片づけられなくなるケースです。

    そのため、いずれ何とかしなければと思いながら「月日が流れていく」と「空き家に結びつくことがよくあります。」

    ときには、親がホームなどに入居したまま数年以上経ち、そうはいっても親が生きているうちには、住む予定がない実家でも直ぐに売却することはできないため、その結果「空き家」になることもあります。

    gf1120667267x1

    そのため、「親が元気なうちに、実家をどうしたいのか?」
    親とコミュニケーションをとっておくことがたいせつです。

    高齢の親がいる実家の片付けタイミング

    実家の片づけを始めるタイミングは、多くの家族にとって悩ましい問題です。
    「まだ早いのではないか」と思っているうちに、気づけば親が高齢になり、体力や判断力が衰えてしまうこともあります。

    ここでは、片づけを始めるきっかけ作りや、タイミングを見極めるためのポイントについて解説します。

    実家の片づけを先送りしないためのきっかけ作り

    片づけを先送りしてしまう原因の一つに、「親がまだ元気だから」という思い込みがあります。ただ、親が元気なうちに実家の片づけを始めることが、結果的に親自身の負担を減らし、家族の将来的な安心にもつながります。

    次のような具体的なきっかけを利用して、片づけを始めるタイミングを作り出すことができます。

    引っ越しや模様替えをきっかけにする

    親が高齢者向け住宅や施設に移る場合、引っ越し準備として片づけを始めることが自然な流れになります。また、模様替えやバリアフリーリフォームを検討する際も、部屋の整理が良い機会となります。

    季節の節目に片づけを提案する

    年末の大掃除や衣替えの時期など、もともと片づけを行いやすい季節の節目を活用します。「少しずつ整理しよう」と軽い気持ちで始められる点がポイントです。

    家族イベントを開催する

    家族が集まるタイミングで、思い出を共有しながら片づけを進めるのも一つの方法です。親が安心感を持ち、楽しみながら片づけを進められる可能性があります。

    片付けを始めるタイミングを逃さないために

    親がまだ体力的にも精神的にも余裕があるうちに片づけを始めることは、実家の整理を成功させる鍵となります。親自身が主体的に関与できるタイミングを逃さないことが重要です。

    片づけを将来を見据えた終活の一環として位置づけると、親も前向きな気持ちで取り組みやすくなります。「家を次の世代にきちんと引き継ぐため」や「物を整理して身軽な生活を送りたい」といったポジティブな目標を設定することで、作業への意欲が高まるでしょう。

    さらに、親子間のコミュニケーションを大切にし、無理のないペースで進めることで、片づけを「家族の絆を深める時間」に変えることも可能です。

    その結果、将来的な空き家問題を未然に防ぐことも期待できます。片付けを単なる整理整頓ではなく、実家を適切に活用し、維持するための重要なステップと捉えましょう。

  • 平成45年の空き家率は30.2%と野村総研が予想
  • 国立社会保障・人口問題研究所が公表している「日本の世帯数の将来推計(全国推計)」(平成25年1月推計)では、世帯の総数は平成31年(2019年)までは増加を続け、5,306万5千世帯でピークを迎えてその後は減少が見込まれると言われています。

    (株)野村総合研究所では、平成45年の空き家率は30%を超えると予測しています。

    %e7%a9%ba%e3%81%8d%e5%ae%b6%e5%95%8f%e9%a1%8c

    空き家になっていく過程は幾つかのパターンがありますが、

    親が亡くなって、直ぐに実家を更地にできますか?

    いずれ更地にすることを考えている方も、直ぐに行うケースは稀です。

    実家に対する想いもありますが、親が生きているときに、実家にある親のモノが不要だと思っていたものが、親の遺品となったときに、片づけられなくなることがよくあるからです。

    今まで600件近くの「空き家の片づけ」を行ってきましたが、実家に住む予定がなく、いずれ何とかしたいと思いながらも、月日が流れていくこともよくあります。
    そのため、実家の片づけと空き家問題には密接な関連性があるのです。

    160529_1152

    また、相続で兄弟などで(兄は残したい、弟は売却したい)合意がなければ話は進みません。
    お盆や正月に実家に帰省したときに、親が元気なうちに「実家をどうしたいか?」を話しあうことが大切です。

  • 2016年 5月19日 CBCラジオで空き家問題について出演します。
  • CBCラジオ「北野誠のズバリサタデー」という番組に、5月21日、5月29日に出演することになりました。放送時間は10時15分より10分前後です。聴取エリア 東海3県(愛知・岐阜・三重)と静岡、長野、滋賀の一部。

    ■「ズバリ聞きたい!」話題の新書などの著者らに、インタビューをするコーナーです。

    番組は、2週続きとなりますので、主に
    .「実家の片づけ心得編」
    .「実家の片づけと空き家の密接な関係」
    .空き家にした場合の問題点と実態
    .誰も住んでいない空き家のなかは、いったいどうなっているのか?
    .家を取り壊す場合、そのままではダメ?
    .片づけた家は、その後、どうしたら?
    などについてお話します。

    番組内で紹介いただく著書:
    親ともめずにできるこれがリアルな実家の片づけ」の内容に沿って放送予定です。

    cover_d21_jikkaOL

    住む予定がない実家が「空き家」になっていくケースが増えていますので、
    知っておいたほうがいい、事前の知識としてご参考ください。

  • 空き家管理サービス②
  • 空き巣など防犯のことを最優先したい方には「警備会社」が扱う空き家管理サービスがお勧めですが、今回は、最近増えているヘルパーを派遣しているところが扱う、空き家管理サービスについてをご紹介します。

    実は、空き家のままの家には、ご両親が老人ホームなどに入居中のお宅がかなりあります。空き家といえば誰も住まなくなった状況を連想しますが、入居中には自宅を売却したり、人に貸したりする方は、ほぼいないため、その期間が空き家となります。ときには認知症などで数年以上、空き家のままの家もあります。

    gf1120644696x1

    ヘルパーを派遣している会社が、空き家の管理を扱う件数が増えている理由は、在宅訪問サービス(食事・掃除・身の回りのお世話・お風呂など)を利用している方が、入居などにともない空き家になった場合、気心が知れた方に任せたいと思うケースが多いからです。

  • 空き家の管理サービス①(業者の使い分け)
  • 空き家の管理サービスをする業者が増えています。サービスを利用することで、離れた場所からでも安心して空き家を維持できます。
    例えば、庭木の手入れや清掃、建物内の換気や通水を定期的に行うことで、湿気や害虫の発生を防ぎ、建物が老朽化するのを抑える効果があります。また、地域住民や近隣の方への配慮にも繋がり、長期的に空き家を保持しやすくなる点も大きなメリットです。

    取り扱う業者には、NPO法人・庭師・建設業者 不動産管理会社 教育関連(ヘルパー)会社などがあります。例えば、戸建てで庭の木々が伸びるのでお隣さんから苦情がくるようなケースであれば庭師さんに頼むことになりまが、空き家がある家が都内、地方によっても応する業者さんが一般的に違います。

    それぞれの業者が提供するサービス内容には特徴があります。庭師は庭木の剪定や草刈り、植栽の管理が得意で、庭付きの空き家には最適です。一方、不動産管理会社は空き家の定期巡回や郵便物の回収、建物の清掃など幅広い管理が可能です。

    さらに、建設業者は建物の修繕や雨漏り防止など、住宅の維持管理を専門とする場合が多く、老朽化が進む空き家には適しています。NPO法人などでは、地域の空き家問題の解決に向けたサポートや、低価格での管理サービスを行っていることもあり、選ぶ際には提供サービスと空き家の状況に合わせた使い分けが重要です。

    また、地方では、建設業者 不動産業者が副業で行うこともあるようです。空き家管理サービスにかかる費用は、依頼するサービス内容や頻度、空き家の規模によって異なります。

    一般的には月々1万円〜3万円程度で、簡単な巡回や郵便物の回収を含む基本プランが多いです。

    また、都心部に住んでいて、離れた実家に戻ることは少なく「空き家」のままの状態が、数年以上続いている方もいます。過去には、空き家の家に空き巣が入ってしまった現場で作業をしたこともありました。

    空き家管理には、いくつかのトラブルも起こり得るため注意が必要です。
    例えば、空き巣や不法投棄などの防犯上の問題に加え、庭木や雑草が近隣に影響を及ぼし、苦情が出るケースもあります。

    また、管理サービスの契約内容に定期的な清掃が含まれていない場合、建物や庭が荒れてしまうこともあるため、契約前にどのような管理が含まれているか、トラブル発生時の対応について確認することが大切です。

    gf1120413043x[1]

    そして大手警備会社などが扱う、「空き家管理サービス」もあります。

    空き家管理サービスを選ぶ際には、信頼性と実績のある業者を選ぶことが重要です。実際に空き家管理を依頼した方の口コミや、管理サービスの内容を細かく確認し、実家の場所や状況に合ったサービスを提供している業者を選ぶようにしましょう。

    見積もりの比較やサービスの内容確認に加え、契約時に巡回頻度や対応可能なサービス内容、緊急時の対応を確認しておくと安心です。

  • ご近所は空き家をこう見ている
  • 2~3年以上、空き家になったままの家で作業をしていると、ご近所の方から必ず声をかけられます。「引っ越しをするのですか?」と聞かれます。

    作業中の光景

    なぜそう聞かれるのか、実は本当のところは「この家をどうするのですか?」と尋ねたいからなのです。

    そのため、私たちが空き家の現場で、作業しているとほぼ100%近くこのような言葉をかけられるといっても過言ではありません。

    いつ売りに出されるのか、更地にする予定があるのかなど、ご近所さんにとってはとても大きな問題です。

    自分たちの住環境がどう変化するか、あるいは治安面などがどうなるのかという不安から、自然と空き家の動向に目が向けられるのです。

    一方、持ち主の方は、普段そこに住んでいないため、どうしても意識が遠のいてしまいます。日常生活の場から離れていると「そろそろ何か対策をしなければ」と頭ではわかっていても、ついつい後回しになりがちなのかもしれません。

    しかし、長期間放置された空き家は、ご近所さんにとっては大変気がかりな存在です。

    空き家リスク
    (引用:政府広報オンライン 空き家の活用や適切な管理などに向けた対策が強化

    たとえば、外から見るだけでも、庭の雑草が伸びきっている、建物が老朽化して今にも崩れそうだ、郵便受けにチラシや郵便物が大量に溜まっているなどの状態は目立ちやすく、周囲に住む方々の不安を高めます。

    さらに、万が一火災や不審者の侵入があった場合、自分たちの家にも危険が及ぶ可能性があるため、「一体どうなるのだろう」という思いからご近所さんは声をかけてくるのです。

    また、空き家が続くと、不法投棄の温床になることも少なくありません。
    一見すると、誰も管理していないように見える場所には、家具や粗大ゴミが捨てられてしまうケースがあります。
    最初は小さなゴミだったものが、気づけばゴミの山になっているという状況にもなりかねません。

    さらに、空き家の雑草や庭木が隣地まで越境してしまうこともよくあるトラブルの一つです。とくに台風シーズンなどでは、強風で枝が折れて飛散し、お隣の家や車を傷つけてしまう危険性も高まります。

    テレビアンテナ
    「写真ACより」

    アンテナや屋根瓦が今にも崩れ落ちそうな状態になっているケースもあり、万が一落下すれば、人的被害や物損事故につながりかねません。こうした「事故が起こってからでは遅い」という不安が、周囲の声かけの背景にあるともいえます。

    実際に私たちが作業している現場でも、近隣の方から「荒れ放題の空き家があると、地域全体のイメージが悪くなってしまう」「治安面で心配が募る」というお話をたびたび耳にします。
    持ち主の方とは、「いずれ手を付けよう」と思っていても、日常の忙しさに追われるうちに、結果的に年単位でそのままの状態になってしまうことも多いようです。

    特に遠方移住などの事情が重なると、実際に現地へ行くのもひと苦労ですから、空き家の対策は後手に回りがちです。

    そうした背景から、ご近所さんは「今後どうなるのか」といった動向に敏感です。
    声をかけるのは、必ずしも苦情というわけではなく、状況を把握しておきたい、安全な暮らしを続けられるように配慮したい、といった気持ちの表れです。

    店長内藤

    このように、空き家には「いつかやろう」という先送りを続けることで、大きなリスクや周囲への迷惑が積み重なってしまう恐れがあります。
    ぜひ、早めの対策でご自身も安心し、ご近所さんとの関係をより良好に保つための手段として、空き家の片付けを検討してみてください。

  • 新年のご挨拶
  • あけましておめでとうございます。空き家対策パートナー代表の内藤です。
    一昨日、おばあちゃんの原宿「巣鴨地蔵通商店街」の初縁日に出向いてきました。テレビなどでも有名ですが、私自身が生まれ育った街でもあります。毎月4日は縁日となっており、初縁日の一昨日は、お年寄りの方がたくさん訪れていました。

    昨年、日本テレビさんから取材を頂いた際に、担当デレクターの方も巣鴨地蔵通商店街にインタビューに行ったと聞きました。
    日テレ②-(3)
    「親子で終活のことを話し合っているか」、「離れて住んでいる息子さん・娘さん達と話し合う頻度はどれくらいあるのか」など取材をしていた映像が、番組内で放送されていました。

    放送中に多かった声は、子供達とは電話で話す機会が年々減っているということでした。
    皆様方のなかには、「住む予定がない、実家の家を今後どうするか?」とお考えの方も多いと思いますが、まずはご両親の昔話などを聞きながら、「住んでいる家を5年後、10年後どうしていきたいか?」を話し合ってみてください。
    今年が皆様にとって良い年でありますようお祈り申し上げます。

  • 生涯学習総合センターでセミナーを開催しました
  • さいたま市 西区の公民館で、税理士、ファイナンシャルプランナーの方とともに講習会を開催しました。今回にテーマは、ひとり暮らしの親が住んでいる実家を今後どうしていったらよいのか。

    547043_418231838282433_1870438987_n

    代表の内藤がお話できるテーマは、「遺品整理、実家の片づけ、空き家の現状」が主なテーマです。過去、1650件の現場体験から、残された子供(遺族が)どんな事に困っていたのか、それを防ぐために、「どんなことを行っておけばいいのか」をお伝えしています。

    お話した一部を紹介します。

    「誰もが、自分の仕事と家庭のことで精一杯ですが、高齢の親の事は”気がかり”といいながら、「親は元気」、と言うケースが多いためそのままです。故人の部屋では、迷惑をかけたく無い一心で大丈夫と言ってたと・・
    それぞれ事情があるのは仕方ないです、せめて、もっと連絡を密にして困った事や出来ない事を話して欲しいと感じます。かけがえの無い、最愛の親を、亡くして初めて気づくことが多いのです。」

  • 書籍増刷のお知らせ。
  • 10月22日、ディスカヴァー21より刊行いたしました
    「親ともめずにできるこれがリアルな実家の片づけ」が、お蔭さまで増刷されることになりました。
    実家の片づけができず、増え続ける「空き家問題」についても詳しく解説をしています。

    サイト運営者の著書

  • 10月22日 発売の著書のお知らせ
  • 先月、ご案内しました、代表 内藤の近書のお知らせです。この度、出版社 ディスカヴァー21より、 「親ともめずにできるこれがリアルな実家の片づけ」が、全国で発売されます。

    サイト運営者の著書

    空き家問題」と「実家の片づけ」は密接に関連するため、過去に1650件の作業を行った実体験からのポイントを解説していますので、ぜひご参考ください。

    1650件を整理した専門家だからこそ書ける素人では思いもよらない秘訣を満載

    実家の片づけをしようとしたとき、一番多く起こる問題は、親と衝突することです。
    それは、子が親のモノを捨てようとするからです。
    その結果、コミュニケーションが断ち切られ、親の死後にとっておくべき大切なモノがわからず、
    片づけることができずにそのまま「空き家」化するというケースがよくあります。
    リアルな実家の片づけで最も大事なのは、親が大切にしているモノが何なのかを聞いておくことなのです。

    1650件の遺品整理をおこなった専門家が、豊富な体験をもとに、
    これまで誰も書かなかった「リアルな実家の片づけ」の秘訣を惜しみなく公開します。

    <目次>
    はじめに

    1章 実家を片づけられる人、片づけられない人
    1 自分の家の片づけと、実家の片づけの違い
    2 残しておく1パーセントを見極める
    3 まずどこから手をつければよいのか
    4 なぜ実家にはたくさんのモノがあるのか

    2章 生前整理は、親から子への引き継ぎに徹する
    1 親が生きているうちにしておきたいこと
    2 モノの引き継ぎは昔話を聞くこと
    3 財産の引き継ぎは「相談」で
    4 気持ちの引き継ぎは遺族の心の切り替え
    5 人間関係の引き継ぎは、まったなし
    6 建物の引き継ぎで空き家にしない

    3章 実家の片づけができず、増える「空き家問題」
    1 増え続けている空き家
    2 空き家が抱える問題【安全面から】
    3 空き家が抱える問題【治安面から】
    4 空き家が抱える問題【資産価値の面から】
    5 ご近所は空き家をこう見ている

    4章 プロが見た、空き家のままの実家のリアルな現場
    1 老人ホームに入居中の空き家
    2 実家を空き家にしておきたい遺族の心理
    3 賃貸物件も空き家になることがある
    4 親が健在でも空き家になることがある
    5 実家を空き家にする、片づけられないモノ
    6 親と離れて暮らす長男長女の事情
    7 義理の兄弟姉妹は、案外冷静な視点をもっている
    8 亡くなる本人が生前整理をした事例

    5章 プロしか知らない、リアルな実家の片づけ実践ノウハウ
    1 何年も空き家にしている実家の片づけの段取り
    2 実家の片づけで起きるかもしれない危険
    3 捨ててはいけない大事なモノを見落とさない方法
    4 遺品整理業者とのトラブルとは
    5 業者を選ぶ際に注意する点

    「出典:『親ともめずにできるこれがリアルな実家の片づけです。』内藤 久、ディスカヴァー・トゥエンティワン、(2015/10/22)」

    アマゾンで取寄せできます ⇒ 親ともめずにできるこれがリアルな実家の片づけ

  

相続・住宅手続き相談

メディア掲載履歴

運営者プロフィール 運営者プロフィール
ページのトップへ