ホーム » 追加費用なしで安心!料金と作業の流れ » 遺品整理業者の費用の決まり方とは? 仕組みと注意点をご紹介 »
遺品整理は初めての方が多く、特にマンションや団地では費用相場がつかみにくいものです。
マンション・団地・アパートの遺品整理は〈人件費〉に加え〈処分代金〉がかかるため、引越し費用より高くなる傾向があります。
本ページでは、1K〜3LDKの間取り別費用相場一覧と、料金を左右する三つの要素(階数・搬出距離・荷物量)を整理しました。
さらに、費用を抑えるために事前にできる準備や、よく寄せられる質問もまとめています。
遺族の皆様が、初めて業者へ依頼される際でも安心して準備を進められるよう、必要な情報と流れをわかりやすくご案内しますので、ぜひお役立てください。
この記事は、遺品整理の専門家が監修し、現場経験を基に作成されています。
サイト運営者プロフィールはこちら
マンション・アパート、団地の遺品整理の費用相場は、依頼する業者や作業内容、荷物の量、そして間取りによって大きく異なります。
そのため、まずは業者を利用した場合の料金の目安を知っておくことが重要です。具体的な料金の内訳を理解することで、予算を立てやすくなります。
以下の表で、マンションの間取り別の費用相場をご紹介します。
1DKタイプは単身者やご高齢者の一人暮らしに多く見られる間取りです。
部屋数は少ないものの、長年暮らしていた場合は荷物の量が多く、整理や分別に時間を要することもあります。
【費用相場】は70,000円〜120,000円が一般的です。
この金額には、人件費・仕分け作業・不用品の処分費用・運搬費など、必要な基本作業が含まれます。
作業時間は半日程度が一般的ですが「エアコン・冷蔵庫・テレビ・洗濯機」といったリサイクル対象家電がある場合は、別途リサイクル費用がかかります。
2DKの間取りは、ご夫婦や親子二人などで暮らしていたケースが多く、ワンルームに比べれば遺品の量も増える傾向があります。
特に家具・家電の点数が増えるため、搬出作業や仕分けに複数名の作業員が必要となることもあります。
【費用相場】は158,000円〜265,000円が一般的です。
この中には、生活用品や衣類の分別、処分・運搬、簡易清掃(掃き掃除)などの作業が含まれます。
また、団地やエレベーターのない物件では、階段を使用した搬出作業が必要となるため、追加費用が発生することがあります。
3DKやそれ以上の広さのある物件では、家族で長年暮らしていたケースが一般的で、複数の部屋に長年保管された粗大ごみや遺品の量が多いため、作業量が格段に増加します。
物置部屋や納戸、ベランダに保管されていた荷物の整理にも時間がかかります。
【費用相場】は235,000円〜325,000円が一般的です。
大型家具・古い家電・書籍・衣類・仏壇など、処分や対応に専門的な知識が必要な品目も含まれるため、作業日数が1〜2日以上かかることもあります。
また、必要に応じて、本格的なハウスクリーニングの対応が必要となる場合には、別途見積もりが発生します。
上記の内容を踏まえ、間取りごとの費用相場を以下の表にまとめました。
すべてのプランには、簡易的な掃き掃除も作業の一部として含まれています。
間取り | 費用相場 | 主な作業内容 |
---|---|---|
1DKのアパート | 70,000円〜120,000円 | 仕分け・運搬・不用品処分・簡易清掃 |
2DKのマンション・アパート | 158,000円〜265,000円 | 仕分け・搬出・家電処分・簡易清掃 |
3DK以上の広めの間取り | 235,000円〜325,000円 | 部屋全体の整理・大型家具対応・仏壇処理・簡易清掃・ハウスクリーニング(必要に応じて) |
遺品整理の費用は、特殊な状況や作業の流れによっても変わってきます。部屋の広さに加え、家族構成や遺品の種類・量、物件の構造(階段・エレベーターの有無)など、さまざまな要因によって料金が変動します。
集合住宅での遺品整理の費用は、さまざまな要素が相互に関連しながら決まります。
特に影響を与えるのは、エレベーターの有無や階数、駐車場からの距離、荷物の種類と量、
3つの基本要素です。
例えば、エレベーターがない3階以上の建物では、作業員の対応人数が増えるので、人件費が高くなります。また、玄関から駐車場までの移動距離が長い場合も同様です。
荷物の種類によっても作業の流れが異なり、粗大ごみ等が多いと作業人数が増えることがあります。
生前整理の場合や実家の整理でも、同じ間取りでも荷物の量が異なると、費用が変わるため、これらの要素をご理解ください。
エレベーターがない3階以上の建物の条件では、作業員の人数が増えるため、遺品整理の料金が高くなります。これは、作業員が階段を使用して荷物を回収する必要があるからです。
重い家具や大型の荷物を運ぶ際には、特に体力と時間がかかり、多くのスタッフが必要となります。その結果、人件費が増加し、料金に直接反映されます。
さらに、階段の上り下りは、作業の流れの中で住民の方への安全配慮が必要となるため、慎重に作業を行うことになり、作業時間が追加でかかる場合もあります。
このような状況では、適切な人員と安全対策が求められるため、料金が割高になります。
遺品整理の料金に影響を与えるもう一つの重要な要素は、玄関から駐車場周辺までの距離です。
移動距離が長い場合、荷物の運搬にかかる時間が増えるため、作業員の人件費が高くなります。
お客様がエレベーターの有無を把握していても、車をどこに停められるかは業者でないと分からないことが多く、駐車場の位置によっては大きな影響を受けます。
駐車場が遠い場合、作業員は何度も往復する必要があり、その分の時間が増えるため、料金に反映されます。
また、搬出ルートの確保や交通の妨げにならないようにするための追加の対策が必要となることもあります。
その一方で、経験豊富な優良業者は、一見大変な状況に思える現地でも、トラックの停める場所を工夫して荷物を運び出すように進めることが多いです。
遺品整理の作業の流れは、荷物の種類によっても大きく変わります。
マンション・アパート・戸建てに関わらず家具が多い場合、運搬する際の作業量が増えるので、作業人数も増えることが一般的です。
例えば、2DKの家に食器棚が3つ、大型家具が7つ以上ある場合、通常よりも多くの作業員が必要となります。
また、購入した当時に自宅に搬入できた家具も、その後手すりなどのリフォームを行ったことが原因で部屋から搬出できないこともあります。
その場合は、家具の解体や安全に運び出すための準備などを行うことがあると、料金が高くなります。
反対に、小さなアイテムや軽量な荷物が多い場合、作業は比較的簡単で迅速に行えるため、料金は低く抑えられる傾向にあります。このように、荷物の種類は遺品整理の料金に大きく影響します。
マンション・団地、アパートで同じ間取りの部屋でも、住んでいた方によって荷物の量は大きく異なります。荷物が多いほど整理・運搬・処分に時間がかかり、人件費と処分費用が上乗せされます。
そのため、初めの料金表で、2DKの部屋で、158,000円~265,000円と幅がある記載をしています。
このように、不用品の量が多いと、作業時間や人件費、処分費用が変動するので、遺品整理の料金に大きく影響します。
また、引っ越し業者を例にすると、大きな違いは料金の内訳にあります。引っ越し業者では「人件費と運搬代金」が料金の主流ですが、遺品整理は処分代金が加わる点が特徴です。
亡くなった方の生活状況によって大きく変わるため、間取りごとに一律で詳細な費用を提示するのは難しく、現地確認による正確な見積もりが欠かせません。
こうした背景から、当社では店舗運営責任者の内藤が必ずお見積もりに伺い、明確で分かりやすい料金のご説明を行っています。
マンションでの遺品整理は、共用部の使用ルールや管理規約の制限など、一軒家とは異なる配慮が欠かせません。作業当日に慌てないよう、事前通知や規約確認などの必須ポイントを整理しました。
故人の住まいであっても、マンションでは管理会社や管理人への《事前連絡》が必須です。エレベーター保護マットの設置や作業時間の制限を確認し、トラブルを避けましょう。
管理規約によっては、《搬出ルート》や《作業可能な時間帯》が細かく定められているケースがあります。
特に、駐車禁止の表示がある場所に作業車両を停めてしまうと、近隣住民や管理組合からクレームを受ける可能性もあるため注意が必要です。
こうしたトラブルを防ぐためにも、事前に規約と駐車スペースの確認を行い、見積もり時に必ず業者と共有しておくことが大切です。
公団住宅には主に、市営団地・都営団地・県営団地・UR賃貸住宅があります。運営主体ごとに退去手続きや原状回復の基準が異なるため、事前に確認しておくことが重要です。
特に、多くの団地では浴槽や風呂釜の取り外し、共用部の養生といった細かなルールがあります。原状回復に関しては、民間の賃貸より厳格なケースも少なくありません。
ここでは、埼玉県住宅供給公社を例に退去日や原状回復のポイントを解説します。
お住まいの団地のルールを確認しながら参考にしてください。
15日前(UR県営住宅にお住まいの方は40日前)までに管轄支所へ連絡が必要です。退去日が月の途中である場合、日割り分の家賃がかかります。
さらに詳しい情報はリンク先をご覧ください 埼玉県住宅供給公社 退去(明渡し)について
公団の賃貸団地では、部屋を明け渡す際の基準が民間の賃貸住宅よりも細かく設定されていることが多いです。
入居時の状態に戻すことが求められ、浴槽や風呂釜など入居後に購入したものは取り外しが必要です。
また、入居時に備え付けられていた備品については、たとえ古くても団地の所有物として扱われ、契約書などの書類に明記されている場合があります。
基本的に以上のような「原状回復」が求められますので、退去手続きの際には、退去掃除の負担範囲なども含めて必ず管理事務所にしっかりチェックし徹底して確認するようにしてください。
事前に把握しておくことで、安心して退去を迎えることができます。
遺品整理の費用を抑える秘訣には、いくつかの方法があります。効率的に整理を進め、費用を抑えるコツは、まず、食品や缶詰などを減らすことが有効です。
生ものや食品ゴミの処理は、遺品整理を効率的に行う上で重要です。
特に缶詰は、量が30個以上あると現場で一つひとつ開ける必要があるため、業者に任せると時間と手間がかかります。
そのため、処分可能なものは、自治体のルールに沿って、事前にご自身で対応しておくのが望ましいでしょう。
食品は、腐敗のリスクもあるため、できる限り早めに処分しておくことをおすすめします。
冷蔵庫内の食品も整理前に片付けておくことで、作業の流れがスムーズになり、費用を安く抑えることにもつながります。
また、家具の搬出もコスト削減の重要なポイントです。
自力での搬出が難しい場合でも、できるだけ少量にまとめておくことで、費用を抑える効果が期待できます。
これらの工夫を取り入れることで、遺品整理の費用を無理なく抑えることが可能になります。
特に大型家具や家電の搬出は、遺品整理の金額に大きく影響します。
ただし、搬出を慣れていない方が行うのは、作業負担が大きく、怪我のリスクもあるため、業者に任せるのが安全です。
一方で、比較的小さな家具や家財については、自分たちで処分することで業者に依頼する作業量が減り、費用を抑えるメリットが期待できます。
事前に、整理の時期に合わせて不要な家財をリストアップし、少しでも自分で処理できる家具があれば、全体のコストを抑えることに繋がります。
遺品整理では、お客様ご自身で事前に仕分けや片付けをしても、必ずしも費用削減につながるとは限りません。
例えば、家具に入っていた衣類を取り出して袋に詰めて減らしても、その家具そのものを運び出す作業は残ります。また、ゴミ袋に入れた衣類が5袋くらいであれば、作業時間や人員に与える影響はほとんどありません。
そのため、多くのケースでは、お客様が事前に仕分けや分別を行う必要はありません。
むしろ、業者の作業手順と異なる分別をしてしまうと、かえって手間が増えてしまうこともあります。
こうした点を踏まえ、自力で整理を始める前に、業者の利用も検討したうえで、最適な進め方についてアドバイスを受けることをおすすめします。
これにより、不要な手間を避けつつ、効率的に作業を進めることができます。
こちらでは、マンション・アパート、公団、一戸建てのお宅を含めて、業者によくある質問をご紹介します。遺品整理の専門家が、知っておいて頂きたい知識と業者を選ぶポイントや注意点について解説し、お客様の疑問にお答えします。
ご高齢者は物を大切にする習慣で暮らしていたため、結果として荷物が多くなりやすい傾向があります。
これは、長年にわたり物を大切にし、思い出や生活の中で培われた“価値”を感じていた品々を手放さずに生活してきた結果です。
また、一軒家や3LDK以上のマンションなどではさらに荷物が増える傾向があります。
遺品整理サービスに関するトラブルの中でも、特に多いのが「費用」に関する問題です。一見安い料金を提示されても、実際には話が違い、支払いの際に予想外の金額を払うことになったという事例が報告されています。国民生活センターなどでも注意が呼び掛けられています。頼む際に不安を抱える方も多いです。
詳しくは、こちらの国民生活センター 遺品整理サービスでの契約トラブルをご参照ください。
信頼できる優良業者を選ぶ際には、口コミを参考にし、広告ではなく「信頼できるメディア」などの実績も参考になります。
また、最近では買取に関するトラブルも増えており、「何でも買取」とうたう広告を見て依頼したものの、実際には話が違ったというケースが少なくありません。買取対象となる品はごく一部に限られるため、事前の確認が重要です。
業者の選び方として、どこまで実施しているのか、買取に必要な古物商許可の有無、貴金属や骨董品など、どんな項目が買取対象になるのかを、訪問見積もりを依頼する前に「はっきりと回答をもらっておく」ことが大切です。
もし、業者の電話対応などが曖昧であれば、避けた方が無難です。
また、専門家としての実績は「初めの電話対応でわかる」ことも意外と多いです。
評判の良い業者を選ぶためには、応対の丁寧さや誠実さに注目し、信頼できるかどうかを見極めることが大切です。
遺品整理の現場では、故人が生前に利用していた原付バイクが残されているケースも少なくありません。
その場合は、相続人全員の同意を得たうえで、バイクを完全に処分するには「抹消登録」(ナンバープレート返納を含む廃車手続き)を行う必要があります。
必要書類の手続きが完了していれば、対応可能な業者に処分を依頼することも可能です。
なお、廃車手続き後は、自賠責保険も速やかに解約してください。いくら返金されるかは契約によって異なりますので、早めの対応をおすすめします。
一軒家(戸建て)の遺品整理では、間取りが広く、収納スペースも多いため、荷物の量が増えやすく、費用が高くなる傾向があります。
また、階段の昇り降りが必要な2階建て住宅では、部屋の中を水平移動できるマンションに比べて搬出に時間がかかるため、これらが費用を決める主な要因となります。
いずれにしても、費用は建物構造・立地条件など、さまざまな要素で決まるため、正確で適正な金額を把握するには、事前の見積もり取得が欠かせません。
遺品整理業者が提供する内容は、大きく「基本作業」と「追加オプション」に分けられます。
基本作業の範囲には、仕分け・搬出に加え、掃き掃除などの簡単サービスが含まれており、通常は基本料金内で対応します。
ただし、長年の生活による汚れが目立つ場合や、ゴミ屋敷のような状態では、通常の片付けに加えて浴室・キッチン・トイレなどの専門的な清掃が必要になります。
このような対応は、別料金のオプションとして追加されることが一般的です。
どこまでが基本で、どこからが有料オプションかは業者によっても違うため、見積もり時にしっかり確認することをおすすめします。
相続後に発生する遺品整理の費用には、さまざまな要因が関係しています。
時折、「50万円が妥当で、100万円は高い」といった記事を見かけますが、極端に荷物が多かったり間取り別の相場から大きく外れない限り、費用を推測することが可能です。
それには、見積もりに関わる、エレベーターの有無や階数、駐車場の距離、荷物の種類と量の問題をあらかじめ知った上で、信頼できる業者の選定が鍵となります。
料金トラブルを避けるためには、見積もりから作業完了までの流れを事前に把握し、それに沿って納得のいくプランを立てることが重要です。
もちろん費用以外にも、当日に貴重な品物や書類を発見する時間を設けてくれたり、作業完了まで責任をもってもらえる優良業者を選ぶようにしてください
持ち家の場合は、適切な準備と計画を立てたうえで、遺品整理後の実家の売却や不動産の活用も視野に入れながら、無理のない形で整理を進めましょう。
私たちは、お客様それぞれの事情に応じた丁寧なサービスと解決方法を提供し、ご遺族をしっかりサポートしながら、安心と満足をお届けしています。実家から遠方にお住いの方もお気軽にご相談ください。
1LDK・2LDK・3LDK・4LDK~お部屋の仕分け、不用品・ゴミの分別、ハウスクリーニング・清掃、お客様のご希望に応じて多彩なメニューをご用意しています。作業効率よりも丁寧さを重視し、経験豊富なプロのスタッフが一つひとつのご要望に真摯に対応いたします。
048-471-0840 年中無休 受付:平日 8:00-19:00 土日祝日 9:00-18:00 無料見積もりメール 24時対応可能
サイト外リンク: 日本経済新聞で弊社の紹介記事(2025年4月11日)
関連リンク集: 料金ガイドの概要はこちら 一軒家の遺品整理はいくら? 費用相場
遺品整理 不用品回収